基本的な靴磨き
今回は革靴の基本的なお手入れについて紹介させていただきます。
先日紹介させていただいた必要不可欠なブラシ、つまり馬毛ブラシと豚毛ブラシを使ってのお手入れですね。
このお手入れをするだけで革靴の表情が大きく変わり、非常に綺麗な革靴へと変化します。
簡単なお手入れをするとしないでは革靴のコンディションに大きな差が出てきますので是非やっていただきたいと思います。
靴磨きの手順
本日磨くのはこちらの革靴です。
約2年前に購入したノーブランドの合皮の革靴です。
つま先の部分の色が抜けてきています。
靴磨きの手順とともに革靴がどのような変化を見せてくれるのか見ていきましょう。
1 馬毛ブラシでのブラッシング
まずは馬毛ブラシで革靴の汚れを落としていきます。
シワの入っている部分や靴と靴底の縫い目の部分の汚れを丁寧に落としてあげましょう。
2 ステインリムーバーで古いクリーム等を落とす
馬毛ブラシで汚れを落としても、革靴には古いクリームなどが残っています。
それを取り除いて靴をすっぴんの状態にするためにステインリムーバーというものを使って古いクリームを落としていきます。
ステインリムーバーをネル生地(持っていない方は使い古しのTシャツ等でも構いません。綿100パーセントが好ましいとされています)に2.3滴ほどつけて革靴の汚れを取っていきます。
この際に注意していただきたいことが1つあります。
それは革靴をゴシゴシと擦らないこと。
擦って汚れをとろうとしてしまうと革によくないため、優しく拭き取ってあげるイメージでやると上手くいくと思います。
こちらが取り除いた汚れです。
個人的に1回目より2回目のほうがよく汚れが落ちると思います。
(左足が汚れを落とした靴)
左右の靴を比べていただきますと、汚れを落とした左足の艶がなくなってることがわかると思います!(写真では分かりにくいですが実際に見ると全然違うんです、、、分かりにくくてすいません。笑)
汚れを綺麗に落としてあげることで、次の工程で塗布する靴クリームがよく浸透します。
それにより靴クリームに含まれる栄養が革に届きやすくなります。
古いクリームの上から新しいクリームを塗布しても古いクリームが邪魔して新しいクリームの栄養が革まで行き届かないんですね!
なので、汚れ落としはしっかりとやってあげましょう。
3 靴クリームを塗布する
次に乳化性の靴クリームを塗布していきます。
今回使用するのはMモウブレイのSHOE CREAMとペネトレイトブラシです。