鏡面磨き用の山羊毛ブラシ
今回は山羊毛ブラシの使い方について紹介します。
以前、ブラシの種類や使い方について記事を書いたのですが、山羊毛ブラシについては詳しく書きませんでした。
ですので、今回山羊毛ブラシについて解説していこうと思います。
靴のブラシの種類
山羊毛ブラシの説明の前に軽く復習しておきましょう。
以前紹介させていただいたように、靴ブラシには大きく分けて3種類あります。
馬毛ブラシ
革靴の汚れやホコリを落とすことが目的のブラシ
豚毛ブラシ
クリームを浸透させるためのブラシ
山羊毛ブラシ
鏡面磨きの仕上げ、革に艶を与えるためのブラシ
山羊毛ブラシとは
主に2種類の使い方があるとされています。
1 鏡面磨きの仕上げ
鏡面磨きで磨き上げたツヤを山羊毛の柔らかい毛でブラッシングすることによってさらなるツヤを出し鏡面磨きを完成させるためのブラシです。また、鏡面のツヤを維持させるために必要なブラシとされています。
2 靴に光沢を出す
靴を履く前や後にブラッシングをするとホコリを落とすと共に光沢を出すと言われています。また、鏡面のツヤが曇ってきた時にブラッシングをする事でツヤを復活させるとができると言われています。
ちなみに、山羊毛ブラシは豚毛ブラシのように色別に用意する必要はありません。
気になる方は濃い色と薄い色で分けてもいいと思います。
普段は馬毛と豚毛があれば靴磨きで困ることはありません。
山羊毛なんかなくても平気なんです。
でも鏡面磨きの上達のために欲しくなってしまったんです。
というわけで買ってしまったんですコロニルの山羊毛ブラシ。
といっても3ヶ月前ですけどね。笑
コロニルのファインポリシングブラシ
山羊毛ブラシでは格安の3000円程度で販売されており、比較的お買い求めしやすい山羊毛ブラシですね。
馬毛や豚毛よりは柔らかいですが、特段柔らかいという感じでもないです。
また、高級な山羊毛ブラシの手植えに対して、コロニルの山羊毛ブラシは機械植えだそうです。
この辺りが低価格を実現できる理由ですかね?
実際の使用感
実際山羊毛ブラシを使ったら鏡面がどのように変化するのか見ていきたいと思います!
まずは鏡面磨きした靴を用意します。
私の磨きの腕ではこれが限界です泣泣
ではこの鏡面に山羊毛ブラシでブラッシングします。
それがこちらです
ブラッシング前より鏡面が曇ってしまいました!
kiwiの字が見にくくなりました!
(写真では少しわかりにくいかもしれませんが、実際は全然違うんです。伝わりにくくて本当にすいません)
私が思ってたのと違うんですよ。笑
ブラッシングでよりツヤが増すと思っていたのに寧ろ曇るんですよね。
購入当初は鏡面に細かい傷が入るわブラシの抜け毛はすごいわで本当どうしようかと思いました。
しかし3ヶ月も使い続けると段々とましになってきて、鏡面以外のところをブラッシングするとほのかに艶が出てくるようになったんですよね。
これがブラシが育つということですかね。まだ鏡面は曇りますが、、、
コロニルの山羊毛ブラシは実力を発揮するまで少し時間がかかるブラシかなという印象ですね。
もう少し高い山羊毛ブラシは即戦力かもしれませんが、持っていないのでなんとも言えません。
そのうちもう1本山羊毛ブラシを購入して比較したいと思ってますので待っていてください!
山羊毛ブラシのもう1つの使い方
鏡面に傷が入ったときにブラッシングするこで傷を目立たなくすることができることに気がつきました!
このように傷の入った鏡面をブラッシングすると
随分と目立たなくなりました。
個人的にはこの使い方が正しいのではないかと思い始めています。笑
最後に
コロニルの山羊毛ブラシは最初こそ難があるものの使い込むにつれてブラシが育ってきます。
なのでブラシを育てることが好きな方や、少し高い山羊毛ブラシに手を出せないという方にオススメです。
しかし資金力のある方は江戸屋や平野ブラシの山羊毛ブラシを購入する方が無難かなと思います。
山羊毛ブラシを使うことでテンションも上がりますし、モチベーションアップも間違いなしです。
何よりプロっぽくて楽しいですしね。笑
みなさんも自分だけの山羊毛ブラシを育ててみませんか?
ワックスの落とし方!ブートブラックのハイシャインクリーナーを使って落とす
鏡面を落とすケア方法をご存知ですか?
この記事では鏡面のワックスをブートブラックハイシャインクリーナーで落としていきます。
以前ステインリムーバーで普段の汚れ落としについて説明しましたが、ワックスの落とし方はまだでしたので今から説明していきます。
今日はこの靴の鏡面を落とします。
鏡面の部分がボロボロですね泣
細かい傷もたくさん入っています。
電車で踏まれたりデスクにぶつけてしまったりでだいぶ鏡面が割れてきてしまったのでしっかりと落としてあげたいと思います。
鏡面磨きの方法は下記の記事をご覧下さい。
なぜ鏡面を落とすのか
ピカピカに磨いた鏡面磨きは長持ちするとは言えません。
また、保湿を考えてあげると落としてあげる必要があるのです。
ワックスには栄養補給の役割はないものがほとんどですので全く履いてなくても半年に1回は鏡面を落としてケアしてあげる必要があります。
そうしてあげないと革に栄養が行き届かず栄養失調になってしまいます。
また、割れた鏡面の上からワックスを重ね塗るより、1度すっぴんにしてから鏡面磨きしてあげた方がより輝きます
ブートブラックのハイシャインクリーナー
鏡面を落とす商品はいくつかあるのですが、私はブートブラックのハイシャインクリーナーを使っています。
通常のクリーナーでは落とすのに時間がかかりますし、無理に落とそうとすると革を傷める可能性があります。
ですので、専用のクリーナーを使うことがオススメです。
こちらですね。
主成分は有機溶剤とろうです。
ハイシャインを落とすためのクリーナーで、ハイシャイン仕上げ以外の部分には使用を避けてくださいと記載されており、効果が絶大なのがわかりますね。
実際の落とし方
クリーナーを布に取り、ハイシャインの部分に馴染ませるようになり伸ばします。
見にくいですが10円玉くらいのサイズ感で取っていきます。
そして靴に馴染ませていきます。
強くこすると革を傷める可能性があるので優しく伸ばしていきます。
この時は鏡面磨きと同じ要領で円を描くように磨いていきます。
1回目でこのくらい落ちます。
かなり強力ですので鏡面以外を落とすのは少し怖いですね。笑
この工程を何回か続けます。
ワックスが付くと鏡面を落としにくくなるのである程度布にワックスを拭き取れたら布をずらしてあげましょう。
10回ほど塗ってやっと落ちたかなという感じです。
厚塗りしすぎたのかな、、泣
近くでみると鏡面が落ちてることはお分かりいただけたると思います!
また、鏡面を豚毛ブラシでトントンと叩いて鏡面を割ってからの方がワックスが落ちやすいという噂もあります。
豚毛ブラシで叩いてあげるとこんな感じになります。
ここからハイシャインクリーナーでワックスを落としていきます。
6回で落ちました。
左右で塗りのムラがあったのかもしれませんが、
豚毛ブラシで鏡面を割った方が早く落ちました。笑
これで両足のつま先がすっぴんになりました!
つま先の表情が大きく変わりましたね!
所要時間は20分弱といったところでしょうか。
最後に
ハイシャインクリーナーは鏡面磨をする人にとって必ず必要な商品です。
鏡面磨きの方法はネットやyoutubeでたくさん出ておりますか、落とし方はあまり出ていません。
個人的に鏡面の落とし方は革靴のケアとして非常に重要だと思いますのでもっと情報を得たいし、発信していきたいです!
ですので皆さまの鏡面の落とし方等どんどん発信してくださいm(__)m
ちなみに、ハイシャインクリーナーを持っていない頃、豚毛ブラシで鏡面を割ってからステインリムーバーで落としたことがあります。
その時は落ちにくく、また力加減がわからなかったため強めに擦ってました。
すると銀面が荒れてしまったんです!
ワックスも乗りにくくなるし鏡面磨きもしにくくなるしで最悪でした。
皆さまお気をつけくださいm(__)m
鏡面磨きの方法!
今回は靴がピカピカになる鏡面の磨きの方法について書いていきます!
1度鏡面磨きをすれば靴磨きの世界に引き込まれてしまうでしょう。
特別な道具も必要ありませんので皆様チャレンジしてみましょう!
鏡面磨きとは
基本的なケアの後にワックスを靴をかっこよく魅せるためのお化粧みたいなものです。
しかしワックスを塗るのは靴を輝かせるだけでなく、水をはじき、汚れの付着を防止する役割もあります。
またワックスは薄く塗る分にはあまり問題ありませんが、ピカピカになるまで塗ると鏡面が割れしやすくなります。
ですので、鏡面磨きをするのは芯の入っているつま先と踵だけです。
履きジワまで鏡面磨きをしてしまうと靴を履いたときに鏡面が割れてしまいます。
そのため、ワックスを塗るのは履きジワの手前くらいまで止めておきましょう。
鏡面磨きのやり方
今回はつま先のみ鏡面磨きをしていきます。
用意するのは
・つま先がすっぴんの靴
・ワックス
・ネル生地
・水
の4点です。
下地を作る
ワックスをごく少量人差し指にとり、つま先の部分に塗っていきます。
このくらいの量を指にとり、直接塗っていきます。
鏡面仕上げに必要な層は10〜20層と言われています。
下地作りは大事ですので、丁寧に下地を作ってあげましょう。
左足(写真右)が下地を作った状態です。
両足とも下地が完成しました、
水をつけて磨く
ネル生地を指にまいてハンドラップで2滴ほどの
水をつけます。
ハンドラップがない方は油性ワックスをのせた上に2滴水を垂らしましょう。
こんな感じです。
この水滴が吸い込まれるようならまだワックスがかかってない状態です。
その状態で磨いても光にくいと思います。
指にまいたネル生地にワックスを薄くとります。
そして小さく円を描くように磨きます。
小さく円を描くように何度も磨きます。
磨いてる時に滑りが悪いとか引っかかりを感じたらワックスと水を足すサインです。
ワックスと水を足して磨いていきましょう。
磨いているときは力を入れすぎないこと!
力加減は本当に難しいです。
自分の感覚をつかむしかないですが、あえていうならスマホやタブレット等の液晶画面をタッチするくらいの力感でしょうか。
個人的にはこねるような感覚で磨くと上手くいく気がします。笑
このように光沢が出てきたら光りだすサインです。
ワックスをとり、水を垂らし磨くことを好みの艶が出るまで繰り返し磨いていきます。
好みの艶まで磨けたら小さく円を描くように磨くことをやめ、同じ方向に磨くことでワックスの向きを整えてあげましょう。
仕上げ
仕上げにネル生地に水を少し多めにとって磨いていきます。
これは水研ぎといってさらに艶を出すために行うものです。
山羊毛ブラシでブラッシングしてあげてさらに艶を出すのもいいですね。
そして磨き上げた靴がこちらです。
最初と比べるとだいぶ光ってます。
が、まだまだですね泣
もっともっと上手くなれるよう練習あるのみ!
あと、光らない場合は無理に光らそうと磨くのではなく、一旦時間を置きましょう。
ワックスがまだ固まっていないから光らない場合が多いため、時間をおいて固めてあげましょう。
最後に
鏡面磨きは難しいんですが奥が深くとても面白いです。
最初はあまり光らなくても手入れを繰り返すうちにより光やすくなります。
それを実感することも靴磨きの楽しみの1つです。
初心者の方や初めて鏡面磨きをする方は根気強く磨いてください。
私が初めて鏡面磨きをしたとき1時間ほどかかった記憶があります。
それでもあまり光っていませんでしたが。笑
そのときと比べると少しはマシになったと思いますが、まだまだ上達したいですね!
今後も定期的に鏡面磨きの記事出したいですね。
磨き方をかえたり道具を変えたりした時に書いていきたいです。
皆さんも鏡面磨きに挑戦してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ 靴磨き初心者が買うべき4つの道具とは
前回までの記事で靴を磨くために必要な道具を紹介してきました。
今回はそのまとめです。
初心者が買うべき4つの道具
- 馬毛ブラシ
- 豚毛ブラシ
- クリーナー
- 乳化系クリーム
の4つとなります。
過去記事貼っておきますね!!
靴磨きセット
この4つは初心者用の道具としてセット販売されており、値段も2000〜3000と手頃な価格で購入することができます。
プレゼントとしても人気みたいですね!
しかし私はこの靴磨きセットをあまりオススメしません。
靴磨きセットはいい商品に間違い無いんです。
必要な道具が全て揃っていますので、セットを買えばすぐに靴磨きを始めることができます。
これは靴磨きを始めるとてもいいきっかけになるとてもいい商品なんです。
しかし、私はおすすめできないのです、、、
おすすめできない理由
1度靴を磨けば必ず靴磨きにハマってしまうからです!!!
これは超主観でめちゃくちゃ私の感情も入っていますが。笑
靴磨きセットに入っているブラシって本当にコンパクトなんです。
ところが靴磨きにハマってしまうともっと大きいブラシがいいだとかいいブラシを使いたいだとかで結局豚毛ブラシと馬毛ブラシを1つずつ買いたす羽目になるんですね。
となるとコストもかかります。
私は靴磨きセットから入り結局後で色々と買い直しましたので結構お金かかりました。笑
ですので皆さんには最初から自分で道具を選ぶことをオススメします。
そちらの方が結果的に安くすみますしね。
道具選びは楽しい
買う前に色々調べるのも店頭に行って選ぶのも楽しいんです。
同じ乳化性クリームでもメーカーやカラーがたっくさんあります。
その中からどれが一番自分の靴に合うだろう、とか
考えるのってすっごく楽しいんですよね。
私はシューケア用品売り場に行くとものすごくテンションが上がります。
ほんとに楽しいんです。笑
今まで女性の化粧品売り場ってものすごく退屈な場所だと思ってたんです。
どのメーカーでも一緒じゃん
そんなちょっとの色の違いとかどうせわからない
って思ってました。
女性があんなにも化粧品でテンション上がるなんてよくわかんねー。って感じでした。
でもこの気持ちが靴磨きにハマってからわかってしまったんです。笑
シューケア用品選びちょー楽しい。
メーカーの違いとか少しの色の違いとかすごく楽しんでしまっています。
ですので、
シューケア用品売り場=化粧品売り場
という構図が私の中で出来上がってしまいました。笑
あと、女性がすっぴんで外に出ない理由もなんとなくわかった気がします。
私もすっぴんの靴で外にはでません。笑
ここまできたらもはや病気かもしれませんが、
みなさんにもシューケア用品を選ぶ楽しさを知ってほしいのです!!
以上の2点から私は靴磨きセットをおすすめしません。笑
最後に
サクッと靴磨きセットを買ってもヨシ!
売り場で選ぶ楽しさを知るのもヨシ!
靴磨きにハマるのであればどちらでもヨシ!
初心者にオススメの靴クリーム
今回は靴クリームをご紹介します。
前回、前々回でステインリムーバーとブラシを紹介してしました。
それに加えて今回紹介する靴クリームの4つが揃えばいよいよ靴磨きができます!
というわけで靴クリームをご紹介しさせていただきますね!
靴クリームとは
靴クリームは大きく分けて2種類あります。
乳化性クリームと油性クリームです。
簡単に用途を説明すると
乳化性クリーム
靴に栄養と艶与え保湿もできる万能なクリーム
油性クリーム
乳化性クリームよりもっとピカピカにしたいとき。
説明が大雑把すぎましたね。笑
しけし一般的に靴クリームと言えば乳化性クリームのことを指しますし、革靴を長く履くうえで乳化性クリームは必須です。
ですから初心者の方にはまず乳化性クリームを手に入れていただきたいのです!
というわけで今回は乳化性クリームについての説明です。
乳化性クリームとは
馴染みのある有名なのはモウブレイのシュークリームでしょうか。
私が最初に買ったクリームもモウブレイでした。
値段を1000円しないので手に取りやすい価格ですね。
成分は、ろう・油脂・有機溶剤となっています。
乳化性クリームは革に栄養や自然な艶を与えてくれ、さらに保湿効果もあります。
油性クリームより保湿効果が断然高いので、革靴を長く履くためには乳化性クリームは必須品となっているんですね。
なぜ保湿が必要かというと
靴には最初から油分や水分が含まれています。
しかし時間が経つにつれ抜け落ちて革が乾燥してしまうのです。
そして革のひび割れにつながっていくのです。
革靴は1回ひび割れてしまうと割れた部分が引っ付いたりしません。
ひび割れを防止するために定期的(1か月に1度くらいのペース)に乳化性クリームは入れてあげましょう。
乳化性クリームの使い方
ペネトレイトブラシに米粒1.2粒ほどとって小さく円を描くように塗り込んでいきます。
たくさん塗るより薄く伸ばすイメージで塗っていきます。
たくさん塗っても後で余分なクリームは拭き取りますからね。
クリームの伸びを感じなくなったらまた1.2粒ほどとって塗り足していきます。
直接手にとって塗りこむ方法もあります。
このやり方は手の体温で成分が溶けやすく革に浸透しやすくなります。
手で塗る靴磨き職人の方も多くいらっしゃいます。
ただ、細かいところが塗りにくいと感じる部分もあります。
なので私のような初心者はブラシを使うのが無難かましれませんね!
クリームを塗った後に豚毛ブラシでブラッシングすることでここまで違いが出ます。
しっかりとブラッシングをしてあげましょう。
ブラッシングまでが乳化性クリームを塗布するということです。
最後に
革靴を長く履くために乳化性クリームは必須です。
今日1番伝えたいことは、数ある靴クリームの中でもまず乳化性クリームを手に入れてください!
ということです。
このブログが靴磨きの役に立てば本当に嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました。
ステインリムーバーで革靴の汚れを落とす
今回は革靴の汚れを落とすクリーナーについて紹介していきます。
前回は靴磨きのマストアイテムのブラシを紹介しました。
こちらのステインリムーバーもマストアイテムですので是非ご覧ください!
革靴にシミがついたとき、飲み物をこぼしてしまったとき、何かしら革靴が汚れてしまった場合そのままにしておくと革靴に良くありません。
しっかりと汚れを落としてあげる必要があります。
なぜ汚れを落とす必要があるのか
革靴に何か汚れがついてしまった場合、放置しておくとシミが残ったりしてしまいます。
ですので、汚れたその日のうちに汚れを落としてあげることで革靴の健康を保ってあげる必要があるのです。
お気に入りの革靴が汚れてしまっては気分も下がりますからね!綺麗な状態を保ちましょう。
また、古いクリームやワックスが残ったまま新しいクリームを塗布しても古いクリームが革靴への栄養補給を妨げてしまいます。
汚れを落とさないままに新しいクリームを塗布しても栄養は行き届かず、革がどんどん栄養不足の状態に陥り、最後には乾燥しきってしまいひび割れを起こしてしまう可能性が高くなります。
ですので、革靴を1度綺麗な状態にしてから新しく栄養補給してあげる必要があるのです。
そんな革靴汚れを綺麗に落としてくれるのがステインリムーバーなんです。
では、前回の記事でもでてきたステインリムーバーの使い方を解説していきます。
ステインリムーバーとは
Mモウブレイというシューケア用品を販売しているブランドの商品の1つです。
文字通り、靴の汚れを落とすためのものです。
ステインリムーバーは靴クリーナーの中でも知名度も高く、使用されている方も非常に多いため、初心者の方から上級者の方まで幅広く使われている商品です。
そのため1本は手元に置いておきたいクリーナーですね!
ステインリムーバーの特長
スムースレザー(表革)の靴の表面についた汚れや、油、ワックス、汗(塩分)等を除去します。皮革にやさしい水性タイプです。
と書かれています。
スエードやヌパック等起毛皮革には使用不可ですので注意してくださいね!
雨の後ににじみ出てくる白い汚れも綺麗に落とせるみたいですね。
ステインリムーバー万能すぎます。
ステインリムーバーの使い方
容器をよく振った後、ステインリムーバーをネル生地に2.3滴とり、革靴の汚れを優しく拭き取るようにしていきます。
古いクリームや汚れを落としたいがために強く擦ってしまうとかえって革に傷をつけてしまうのでご注意を!
これくらい汚れが落ちます。
1回だけでなく2.3回やってあげるとよく落ちますね。
1回目で汚れを浮かして2.3回まで汚れを取るという感じですかね。
なかなか落ちない汚れは無理に落とそうとするのではなく、別のクリーナーを使って落としていく必要があります。
ワックスは落とせない
鏡面磨きを施した部分のワックスはステインリムーバーで落とせません。
鏡面磨き用のリムーバーがございますのでそちらを使うようにしましょう。
スニーカーにも使える
ステインリムーバーはスニーカーにも使えます!
主に私はレザースニーカーに使用しています。
スニーカーもレザーの方がお手入れしやすいです。
まとめ
革靴のメンテナンスにおいて、汚れを落とすとこは非常に重要な作業の1つです。
革靴を綺麗にしてあげることで、クリームやワックスがより浸透しやすくなります。
なので靴クリームをたくさん塗ることより、ブラッシングとクリーナーで革靴を綺麗な状態を保つことが重要ですね!
基本的な靴磨き
今回は革靴の基本的なお手入れについて紹介させていただきます。
先日紹介させていただいた必要不可欠なブラシ、つまり馬毛ブラシと豚毛ブラシを使ってのお手入れですね。
このお手入れをするだけで革靴の表情が大きく変わり、非常に綺麗な革靴へと変化します。
簡単なお手入れをするとしないでは革靴のコンディションに大きな差が出てきますので是非やっていただきたいと思います。
靴磨きの手順
本日磨くのはこちらの革靴です。
約2年前に購入したノーブランドの合皮の革靴です。
つま先の部分の色が抜けてきています。
靴磨きの手順とともに革靴がどのような変化を見せてくれるのか見ていきましょう。
1 馬毛ブラシでのブラッシング
まずは馬毛ブラシで革靴の汚れを落としていきます。
シワの入っている部分や靴と靴底の縫い目の部分の汚れを丁寧に落としてあげましょう。
2 ステインリムーバーで古いクリーム等を落とす
馬毛ブラシで汚れを落としても、革靴には古いクリームなどが残っています。
それを取り除いて靴をすっぴんの状態にするためにステインリムーバーというものを使って古いクリームを落としていきます。
ステインリムーバーをネル生地(持っていない方は使い古しのTシャツ等でも構いません。綿100パーセントが好ましいとされています)に2.3滴ほどつけて革靴の汚れを取っていきます。
この際に注意していただきたいことが1つあります。
それは革靴をゴシゴシと擦らないこと。
擦って汚れをとろうとしてしまうと革によくないため、優しく拭き取ってあげるイメージでやると上手くいくと思います。
こちらが取り除いた汚れです。
個人的に1回目より2回目のほうがよく汚れが落ちると思います。
(左足が汚れを落とした靴)
左右の靴を比べていただきますと、汚れを落とした左足の艶がなくなってることがわかると思います!(写真では分かりにくいですが実際に見ると全然違うんです、、、分かりにくくてすいません。笑)
汚れを綺麗に落としてあげることで、次の工程で塗布する靴クリームがよく浸透します。
それにより靴クリームに含まれる栄養が革に届きやすくなります。
古いクリームの上から新しいクリームを塗布しても古いクリームが邪魔して新しいクリームの栄養が革まで行き届かないんですね!
なので、汚れ落としはしっかりとやってあげましょう。
3 靴クリームを塗布する
次に乳化性の靴クリームを塗布していきます。
今回使用するのはMモウブレイのSHOE CREAMとペネトレイトブラシです。